近代日本の身装文化(身装画像)
説明 大阪壺屋町の西洋物仕立屋の店先に通りかかった東京からの駆落者。ふと目のあった店の主人は東京にいた時分の知り人、というシーン。駈け落ちの男は頭の七三分けのざんぎりを除けば、旧時代風の旅装束。飾組紐の緒の付いた袖付きの長合羽で、桐油引の木綿がそれまではふつうだったが、この時代になるとラシャ製かもしれない。白股引の上に紺の脚絆足袋に草鞋がけ。手には菅笠を持つが荷物はないも同然のようで、省略というより、この時代の旅はほんとうに荷物が少なく、着替え一枚に手拭い一本、という程度がふつう。女は襟付きの縞のきものの裾を上げて白い湯文字(ユモジ)を見せ、白足袋に草履、女性が色足袋を穿くことはまずない。むかしなら杖を突くところを細身の蝙蝠傘。(大丸 弘)
ID No. N81-006
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1881(明治14)年8月9日号 2面
小説のタイトル 吉辺衛お梅の噺し(昨日の続き)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ot:[男の髪型]
D5ry:[旅装;旅姿;旅装束]
Vmom:[股引]
Vta:[足袋]
Wzo:[草履;草鞋]
Wkab:[笠]
Vka:[掛襟]
Wkas:[傘]
時代区分・年代 19世紀後半;1881(明治14)年
国名 日本
特定地域 大阪;壺屋町
キーワード 西洋服類仕立所;斬髪;散切り;合羽;組紐飾り;わらじ;菅笠;黒襟;竪縞のきもの;湯文字(ゆもじ);白足袋;洋傘;蝙蝠傘;こうもり傘
男女別 男性;女性
体の部分 全身