近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉「明治九年七月十三日」と日付まで示している。正面に描かれているのは1872(明治5)年建造の初代東京駅で、場所は現在の新橋だが、ほぼ明治年間は東京駅として使用された。1876(明治9)年の駅頭風景や人物の風俗は、画家・松本洗耳の記憶にあるものではないが、この実録シリーズのうるさい読者も意識して、相当の根拠を持って描いたものと信じてよい。登場人物のある者は京阪へ、ある者は讃岐の金比羅への旅。1874(明治7)年に大阪・神戸間は開通していたが、東海道の全線開通は1889(明治22)年、彼らの汽車の旅は横浜までにすぎない。地方の鉄道未通の区間にも、旅行者の増加に比例して人力車の普及は急速だった。(大丸 弘)
ID No. N76-004
出典資料 都新聞
発行年月日 1900(明治33)年7月6日号 3面
画家・撮影者 松本洗耳(1869-1906)
小説のタイトル 実譚 江戸さくら(96)
作者 渡辺黙禅(1870-1945)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G3:[駅舎;空港]
時代区分・年代 19世紀終わり;1876(明治9)年
国名 日本
特定地域 東京;新橋
キーワード 東京駅
体の部分 群像