近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉やくざ者の父親が、博打の元手を借りようと、一人住まいの娘のところに来て凄んでいるところ。娘は人気者の軽業師。襟付きの縞のきものをゆるく着て、派手な柄の半纏を重ねている。女の髪は潰し島田かもしれないが、髷の後ろがひどく突き出ている点、根掛けの目立つ点などが不審。この時代、まだ丁髷のままでいるアウトローの父親は、粗い弁慶格子のきものに三尺を締め、豆絞りの手拭いを肩に載せている。手拭いを肩に載せるのは、腕まくりや片裾をまくることと共に、勇みのしるし。(大丸 弘)
ID No. N76-001
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1884(明治17)年2月9日号 2面
小説のタイトル 猿猴阿申(えんこうおしん) 新年第一筆(ことしのかきぞめ)(6)(上)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H311:[私室;小部屋(寝具のないこと);ブドワール]
Vka:[掛襟]
Vhat:[半天;どてら]
D4ya:[やくざ;博徒;ギャング]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 19世紀後半;1876(明治9)年
国名 日本
キーワード 軽業師;弁慶格子のきもの;三尺帯;豆絞りの手ぬぐい;煙管(きせる);黒襟;根掛け;火鉢
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥