近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉やくざ者の夫婦が、大阪長町裏の侘び住まいの体、とある。「塵塚(チリヅカ)を横に、雪隠(セツイン)を前に控えし小家」というのは大阪も江戸も変わりない長屋住まいの決まりだが、それにしては窓の簾(スダレ)、桟の細かい障子、姿のよい行灯など、それほどの貧乏所帯には見えないのは、この状況以前にいろいろと思わぬ実入りがあったためで、そこが堅気の商売人とのちがい。男の着ている髑髏(ドクロ)の単衣も、ふつう裏長屋住まいの人間が利用する、古着屋の襤褸(ボロ)のなかから見つかるような柄ではない。女の髪は横櫛のじれった結び、これから他国へ行けば娼妓(ツトメ)をしても指をさす人もいない、と言っているような女には向いている。(大丸 弘)
ID No. N73-002
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1883(明治16)年8月21日号 3面
小説のタイトル 新編 踈籬の蕣花(まがきのあさがお)(8)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H311:[私室;小部屋(寝具のないこと);ブドワール]
D4ya:[やくざ;博徒;ギャング]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
D000:[乳児;赤ん坊]
D2:[ヘアスタイル]
時代区分・年代 19世紀後半;1873(明治6)年
国名 日本
特定地域 大阪
キーワード 行灯;やくざ;うちわ;模様;骸骨;コウモリ;じれった結び
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥