近代日本の身装文化(身装画像)
説明 おためごかしをいいながらベッドへ誘う男から遁(ノガ)れて、戸口に身を寄せる娘。そのときドアをノックする音が聞こえた。もっとも、描かれた娘の顔にはそれほどの危機感はないが。1930年代の銀座のストリートガールとしては標準的なスタイル。スカートはロングで、ややホッブル(腰から膝にかけて細まる)気味、大きな襟飾りのフリルとともに、ぜんたいが斜めのラインで構成される。帽子の被り方もそれにマッチ。この時代、フォーマルでなくても洋装に帽子は欠かせないものとされた。断髪にかぎらず髪型が小さくなってきたため、帽子が被りやすく、髪と帽子の調和が必要と説かれた。その一方で、男性では無帽主義が言われだしている(→年表〈現況〉1931年 矢津春男「男服にも単純化運動 続々出来るクラブ」都新聞 1931年10月2日9面)。(大丸 弘)
ID No. N32-003
出典資料 報知新聞
発行年月日 1932(昭和7)年5月13日号 3面
画家・撮影者 富田千秋(1901-1967)
小説のタイトル 花の東京(33):闖入者(3)
作者 菊池寛(1888-1948)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D2yo:[洋髪;ウエーブ]
時代区分・年代 20世紀前半;1932(昭和7)年
国名 日本
キーワード 襟飾りのフリル;テンプル;ウェーブ;小さい頭
男女別 女性
体の部分 上半身