近代日本の身装文化(身装画像)
説明 登場人物の心理描写の回には、その人物の顔のクローズアップが出る、といのはもっとも素朴な方法。この女性は心から愛している、と告白している恋人がありながら、その舌の根が乾かないうちに他の、どちらかといえば嫌っていた男と寝て、しかもそれが彼女の最初の経験になった。そういう女の心が理解できないと友人に述懐するのがこの日の本文。つよい一方光線で、西洋人の顔のように陰影を強調することが、心の奥の陰影表現に合致しているのだろうか。七三分けし全体にウエーブを波打たせた髪は、女の感情の定めがたさ、とらえ難さを暗示するのだろうか。アイロンウエーブの時代になると、基本的に髪型の名称というものはなくなった。それを女性の節操と結びつける老人もあった。(大丸 弘)
ID No. N22-003
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1922(大正11)年3月4日号 4面
画家・撮影者 森田ひさし(森田久)(生没年不詳)
小説のタイトル 懸賞小説一等当選 新らしき生へ(63):残骸(8)
作者 井手訶六(1898-1928)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2:[ヘアスタイル]
D2sit:[七三;女優髷]
D2yo:[洋髪;ウエーブ]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
時代区分・年代 20世紀前半;1922(大正11)年
国名 日本
キーワード 七三分け;ウェーブ;二重瞼;二重まぶた
男女別 女性
体の部分 頭部