近代日本の身装文化(身装画像)
説明 男の気を惹こうとしてしなだれかかっている娘。「からだの姿勢をもっての誘惑の仕方は随分大胆なものだった」という。挿絵ではそこまでの表現は遠慮しているが、思いきってしゃがむと、紅い友禅メリンスの長襦袢の間から、むっちりした膝頭が覗きだす、というような有様。和服改良論の根拠のひとつに、ちょっとした風でも裾が割れやすい裾前の構造が挙げられる。しかしその見えやすい長襦袢や腰巻きに、噺家の言い草ではないが「燃えたつような緋縮緬」を、無心なお嬢さんにも当たり前のこととして用いさせてきたのは不思議といえば不思議。男の着ているのは夏の定番の白絣にそれが透けて見える絽の羽織、あたまはカンカン帽。カンカン帽は麦わらを堅く成形した製品。(大丸 弘)
ID No. N19-005
出典資料 やまと新聞
発行年月日 1919(大正8)年11月27日号 1面
小説のタイトル 照日の虹(てるひのにじ)(4):抽籤(ちゅうせん)(4)
作者 真山青果(1878-1948)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vhao:[羽織]
Qkas:[絣]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 20世紀前半;1919(大正8)年
国名 日本
キーワード カンカン帽;絽の羽織;腕を組む
男女別 男性;女性
体の部分 上半身