近代日本の身装文化(身装画像)
説明 1910年代も半ばのこの頃になると、大都会にはデパートという、人寄せの大きな目玉が生まれる。ヒロインの少女はデパートの食堂をはじめて見て、「こんな人達がどこから集まって来たかと思われるほど夥しいひとが、ごやごやうようよして居た。見渡すかぎり人波が打っているようで(……)」と、ただ呆れるばかりだった。眼の法楽ということばがあったが、見るだけならば、デパートはどんな貧乏人にでも、手の届かないような宝石や衣裳を惜しげもなく見せてくれる。その日暮らしの女房でも、往復の電車賃さえあれば、一張羅を着て銀座や日本橋まで出てきて、一銭もかけずに酔ったような半日を過ごすことができる。食堂のウェイトレスもまた、女給と呼ばれる都会の新しい花、大きな真っ白いエプロンをして、紐を背中でリボンのように結んでいることが多かった。(大丸 弘)
ID No. N17-001
出典資料 東京日日新聞
発行年月日 1917(大正6)年2月25日号 4面
画家・撮影者 池田輝方(1883-1921)
タイトル
小説のタイトル 誘惑(15)
作者 徳田秋声(1871-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H11:[宴会の座敷;レストラン]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
時代区分・年代 20世紀前半;1917(大正6)年
特定通称名
国名 日本
特定地域
キーワード デパートの食堂;ウエイトレス;ウェイトレス;エプロン
男女別 女性
体の部分 全身;群像
関連情報
著作権情報
備考