近代日本の身装文化(身装画像)
説明 この頃からの挿絵は、挿絵ではなくカットといわれることがある。夏目漱石や森鴎外、谷崎潤一郎などどちらかといえば純文学ものの挿絵にそういう傾向があった。洋画家系の、この名取春仙などの絵がその代表といってもよい。そのため、具体的な風俗資料としての価値が下がるのはやむをえない。春仙のこの日の挿絵はまだまだ挿絵的であり、手紙を口もとに翳(カザ)している女性のしぐさや表情には、浮世絵風な女の顔よりはずっと人間味がある。この時代、家庭の女性でも、束髪の前髪を分け気味に結う人があったことを示している。(大丸 弘)
ID No. N16-001
出典資料 朝日新聞
発行年月日 1916(大正5)年3月7日号 6面
画家・撮影者 名取春仙(1886-1960)
タイトル
小説のタイトル 鬼の面(54)
作者 谷崎潤一郎(1886-1965)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
時代区分・年代 20世紀前半;1916(大正5)年
特定通称名
国名 日本
特定地域
キーワード 前髪を分ける
男女別 女性
体の部分 上半身
関連情報
著作権情報
備考