近代日本の身装文化(身装画像)
説明 錦絵風にいえば大首絵。朝、新聞を開いた読者はギョッとするかもしれない。ヒロインの看護婦を紹介するのが連載第1回の主な目的にしても、画面の上半分を顔が埋めているのは大胆な構図。よく見るとこの女性はウエストのベルトから顎までの、つまり上半身のサイズと顔のサイズが均しく、そのことに気付くとだんだん不気味になってくる。また看護婦の制服を描いている筆のタッチの荒さや、日本画風の打ち込みも気になる。女の顔は常套的な美人顔だが、まっすぐに通った鼻筋に比べて、鼻の先や小鼻の表現が観念的で醜く、この時期の日本画家のデッサン力を暗示している。束髪はこの頃から、梳き毛を入れてもっとも大きい時期になる。束髪は油をあまり附けないので後れ毛が顔にかかることが多く、それを束髪の欠点と指摘する人もあった。(大丸 弘)
ID No. N13-001
出典資料 やまと新聞
発行年月日 1913(大正2)年1月23日号 8面
小説のタイトル 其夜の月(1)(1)
作者 小林蹴月(1869-1944)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4is:[医師;看護婦;病人の世話をする人]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Wto:[時計;時計鎖]
時代区分・年代 20世紀前半;1913(大正2)年
国名 日本
キーワード 看護婦;制服;提灯袖;ボタン;ポケット
男女別 女性
体の部分 上半身
関連情報 A13-082, N13-001