近代日本の身装文化(身装画像)
説明 気に染まない縁談をどう断ろうかと思い悩んでいるお嬢さま。なんでも打ち明けて話せるお付きの女中に訴えている。お嬢さまの寝道具は画家の省筆のためよくわからないが、この頃敷蒲団をシーツでくるむ習慣が、都会では浸透しはじめていた。枕は古風な括り枕の高枕。寝乱れた髪は廂(庇)(ヒサシ)をかなり突き出した束髪らしく、大きなリボンで髷の根を縛っている。寝間着は派手な長襦袢に幅の広い扱(シゴ)きをしめる。袖口を咬んでいるのは、なにかに悩むとき、悔しいときの、この時代の女性のきまったしぐさ。(大丸 弘)
ID No. N12-003
出典資料 山陽新聞
発行年月日 1912(明治45)年4月29日号 4面
画家・撮影者 前野春亭(生没年不詳)
小説のタイトル 怨(うらみ)(29)
作者 黄雲楼主人(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vna:[長襦袢;襦袢]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
D800:[感情・思考・意志の表現一般]
時代区分・年代 20世紀前半;1912(明治45)年
キーワード 庇髪;リボン;括り枕;高枕;布団;しごき;袖先を噛む
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥