近代日本の身装文化(身装画像)
説明 衣裳付けには「赤合羽に竹の子笠。迂闊(ウカ)と見れば、酒屋のご用聞きとでも言う扮装(ミナリ)だ」とある。合羽というと、時代劇映画の中で見る旅人さんの引回し合羽を考える人が多いかもしれない。開くとほぼ円形になるこのマント型衣服は、ランドセルの上からも着られるので小学生などにはずっと愛用されて、合羽といえばこういうものと思われてきた。けれども江戸時代の半ばには合羽はすでに雨衣とい意味に変わっていて、構造としてはふつうのきものと変わりなく、ただ防水性のある素材を使うものをそう呼ぶようにもなっている。この女性の着ている合羽は江戸時代から続いている袖のある、前は竪襟でふさがり、首の周りを羅紗の小襟を立てた構造。酒屋のご用聞き、と間違われるようならもちろん腰丈で、半合羽といわれるものだろう。(大丸 弘)
ID No. N12-001
出典資料 山陽新聞
発行年月日 1912(明治45)年1月1日号 1面
画家・撮影者 前野春亭(生没年不詳)
小説のタイトル 美人魔(1)
作者 三品馨園(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wkab:[笠]
Vhan:[半襟]
時代区分・年代 20世紀前半;1912(明治45)年
キーワード 合羽;竪襟の小襟
男女別 女性
体の部分 上半身