近代日本の身装文化(身装画像)
説明 9月から[国民新聞]にこの小説が掲載され、12月に[時事新報]で『女優葛子』がスタート。女優が登場する作品はもっと前からあるが、大新聞でタイトルに女優を冠した作品はこの二つが最初。川上貞奴の女優学校、帝国劇場の女優養成など、この時期、女優はなにかにつけて話題になり、そしてまた偏見の矢面に晒された。この女性は片肘を机の上に置いて巻紙の手紙を読んでいて、座り机であっても机をかたわらにし、その上に置いた洋風の花瓶に花を挿している。これはもはや明治時代の芸人の部屋ではない。それでいて本文には、彼女の「お座敷」の話などが出てくる。それは女優という職業人が通過しなければならなかった一時期を示すだろう。髪は束髪がたくさんの梳き毛を入れて最も大きくなったころのもので、一,二年後からはやりだす女優髷を暗示はしているが、はっきりまだそうとはいえない段階。(大丸 弘)
ID No. N10-005
出典資料 国民新聞
発行年月日 1910(明治43)年9月29日号 6面
小説のタイトル 女優菊園露子(3)
作者 三宅青軒(緑旋風)(1864-1914)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7joy:[女優モデル(この年の人気女優,封切り映画の出演女優)]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 20世紀初め;1910(明治43)年
国名 日本
キーワード 火鉢;机;花瓶;手紙;肘(ひじ)を突く
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥