| 説明 | 東京駅で人を送り、市内電車に乗ろうと駅前の停車場に向かう女性。東京駅はすでに現在の場所に移転、ただし本営業の1912(大正元)年まではすこし神田よりの呉服橋の仮駅で営業していた。市電はまだ都心の一部だけだけで、運転手と車掌は囲いのない吹きさらしの運転台にいるという最初の車体。束髪を結い、肩にショールを掛けているこの女性はひどく前傾姿勢。背中がまっすぐに描いてあるので、前屈みというより、急いでいるか、なにかをのぞき込んでいるように見えるが、やはり前屈みと見るべきだろう。むかしの日本の女には前屈みの人が多く、そのため裾模様が好まれたので、江戸褄とか島原付けとか模様の位置が上がってきたのは、女の姿勢のよくなったため、と説くひともある。(大丸 弘) |
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| ID No. | N10-003 |
| 出典資料 | 朝日新聞 |
| 発行年月日 | 1910(明治43)年1月16日号 7面 |
| 小説のタイトル | 水晶の家(92) |
| 作者 | 江見水蔭(怒濤庵)(1869-1934) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | K0:[道;道沿いの景観] G70:[電車;汽車] D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)] Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)] D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)] |
| 時代区分・年代 | 20世紀初め;1910(明治43)年 |
| 国名 | 日本 |
| 特定地域 | 東京;銀座 |
| キーワード | 電車道;市電;二百三高地髷;房付きのショール;前傾 |
| 男女別 | 女性 |
| 体の部分 | 上半身 |