近代日本の身装文化(身装画像)
説明 偶然主人の妻の、聴いてはならぬ話を聞いてしまってすくんでいる、農家の使用人の小娘。ここは屋敷内の厩の戸口で、小雨の降っている宵のこと。町屋では小学校を出るなり職人の徒弟や商家の小僧に出されるように、農村でも口減らしのため、学校を出るか出ないかで地主の家などへ奉公に出される。髪はただつくねているだけで、いわばほんらいの束髪ともいえる。前垂れの上に細帯を巻き締め、素足に鼻緒の細い足駄を履いている。少女の足先が心もち内輪になっているのは、かなりの貧家でも女の子に対してはそのことに関しては口喧しい、ときとしてえげつない言われ方の躾があったためだ。右手に番傘、左手に提灯を持つ。(大丸 弘)
ID No. N06-005
出典資料 読売新聞
発行年月日 1906(明治39)年5月29日号 1面
画家・撮影者 梶田半古(1870-1917)
小説のタイトル 写実小説 コブシ(13):産馬(5)
作者 小杉天外(1865-1952)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D002:[女の子(小学生くらい)]
D4ge:[下女;下男;召使い]
D2:[ヘアスタイル]
Vob:[帯]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wkas:[傘]
時代区分・年代 20世紀初め;1906(明治39)年
国名 日本
キーワード 使用人;つくね髪;竪縞のきもの;細帯;前垂れ;素足;内股;番傘;提灯
男女別 女児
体の部分 全身