近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京日比谷公園内での、新聞売り子同士の諍い。新聞売り子の諍いといえばたいていは縄張りをめぐってのこと。この時代は宅配の比率が少なかったため、売り子の働きが重要視されていた。日比谷公園あたりだと、その頃銀座に集中していた新聞社から直接受けとって売り歩く。当時、新聞は売り子への委託ではなく、売り子の責任による買い取りがふつうだったので、販売見込みと仕入に関する“paperboy problem”という経済学用語が生じた。じぶんの縄張りについては真剣にならざるをえない。売り子は手前の男のように法被を着て腰に鈴を下げているのがふつう。なかにはむかしの武士の旅装束のような、編笠を被る人もあったようだが、人目を惹くのが目的だったろう。(大丸 弘)
ID No. N04-003
出典資料 時事新報
発行年月日 1904(明治37)年12月24日号 6面
小説のタイトル 冷腸熱腸(れいちょうねっちょう)(18)
作者 徳田秋声(1871-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wkab:[笠]
Whac:[鉢巻;ヘッドバンド]
Vtas:[襷]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
特定地域 東京;日比谷公園
キーワード 新聞の売り子;法被(はっぴ);鈴;編笠;襷掛け
男女別 男性
体の部分 全身;上半身