近代日本の身装文化(身装画像)
説明 村井弦斎の道楽シリーズのひとつ。物書きや絵師には多趣味な人が多いが、その中でも弦斎や山田美妙などは、とりわけ物知りだったようだ。食道楽は後の家庭欄の先がけのように読まれてもいたに違いない。勝手口で呼び売りの魚屋が、魚を三枚に下ろして皿に盛っているところ。大きな盤台に、早朝日本橋の魚市で仕入れた生きのいい魚を入れてお得意の家を廻る。この振り売りは朝のうちで済ませてしまう。生ものは時間との勝負だから、魚屋商売は動作も敏活だしやることも手早く威勢がいい。魚河岸の連中と魚屋はこの時代の小商人の中でも独特の雰囲気――気っ風を持っていた。魚屋すべてが白半纏を着ていたわけではないが、汚れやすい魚屋商売では、洗い立ての真っ白な半纏も見栄になる。頭にねじり鉢巻、腰の三尺帯に煙草道具。(大丸 弘)
ID No. N03-003
出典資料 報知新聞
発行年月日 1903(明治36)年8月7日号 1面
小説のタイトル 食道楽:鯵料理
作者 村井弦斎(1863-1927)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H59:[出入り口・窓越しの外の風景]
Whac:[鉢巻;ヘッドバンド]
Vhat:[半天;どてら]
Vob:[帯]
Wzo:[草履;草鞋]
Vtas:[襷]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
キーワード 勝手口;魚屋;呼び売り;ねじり鉢巻き;白半纏;三尺帯;煙草入れ;莨入れ(たばこいれ);たばこ入れ;素足;わらじ;襷掛け;前垂れ;ガラス格子;桶;まな板;包丁;皿;魚
男女別 男性;女性
体の部分 全身