近代日本の身装文化(身装画像)
説明 茨木大尽と称される鉱山成金の妻で「年の頃四十前後、温厚(オットリ)とした慈悲深そうな人品(ヒトガラ)、残る色香尚お捨て難き風情」。このものがたりの展開には白蓮柳原燁子の事件に共通するところがある。燁子の伊東伝右衛門との再婚は十年近く後のことだからもちろん関係はないが、人身御供的な結婚というものはけっこう多かったのだろうか。四十前後の齢で眉を落としているのは、すでによほど田舎でもないかぎり時代錯誤なので、挿絵はもう少し遡った時代を想定しているのだろう。髪はふつうの丸髷で、後ろ挿しの簪(カンザシ)にはたいてい珊瑚の玉がついている。(大丸 弘)
ID No. N02-002
出典資料 朝日新聞
発行年月日 1902(明治35)年4月1日号 7面
小説のタイトル 黄金大王(8)
作者 三品藺渓(1857-1937)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2ma:[丸髷]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
国名 日本
キーワード 後挿しの簪;眉落とし;小紋のきもの
男女別 女性
体の部分 上半身