近代日本の身装文化(身装画像)
説明 かなり込み入った筋書きを早いピッチで推し進めている作品だが、この挿絵に関してはその冒頭、主人公の二人がまだ中学生の時代に、校内でお互いを見知っていたという事情を示しているらしい。二人の後ろに「私立」の看板が見え、文中に成立学舎と学校名を出している。私立成立学舎は神田袋町(現在は駿河台に含まれている)にあった、主として英語を教えていた実在の学校で、夏目漱石も受験勉強に通ったという。男子部と女子部があったのは東京でもめずらしい。この挿絵での男女の出し方は、浮世絵からつづく見返りポーズ。「厳格な教育の下に立って謹慎を示している生徒」同士で、学校の昇降で顔を合わしただけ、ということを示すために一方を丸枠中に入れたようだ。女性は揚巻の束髪で造花を飾っている。(大丸 弘)
ID No. N00-002
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1900(明治33)年6月17日号 8面
画家・撮影者 阪田耕雪(坂田耕雪)(1871-1935)
タイトル
小説のタイトル 現世相(28)
作者 水谷不倒(1858-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wkas:[傘]
D4ga:[学生・生徒(男子中学生以上)]
時代区分・年代 19世紀終わり;1900(明治33)年
特定通称名
国名 日本
特定地域 東京;神田袋町
キーワード 学生服;学生帽;あげまき;造花;帯揚げ;お太鼓結び
男女別 男性;女性
体の部分 上半身
関連情報
著作権情報
備考