近代日本の身装文化(身装画像)
説明 若くして栃木県下の豪農の跡継ぎとなった娘。今日まで十年あまり、主人公の養育と教育に尽くしてくれた女教師との、宇都宮駅頭での別れのシーン。大宮~宇都宮間の鉄道が開通したのは四年前で、この時点では利根川はまだ渡し船だった。旅客の中山高帽と、手に鞄を提げているのが目立つ。教師と主人公はきものの前褄をぐいと引きあげて、帯に挟んでいる。すこし長い道を歩くには女性はたいていこうしていた。家ではまだ裾を曳いていた時代。教師と主人公の髪は下げ巻風の束髪。(大丸 弘)
ID No. HC89-006
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1889(明治22)年4月11日号 2面
小説のタイトル 人情小説 小琅玕(わかたけ)(3):別れ―移転(中)
作者 宇田川文海(半痴居士)(1848-1930)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G3:[駅舎;空港]
D4kyo:[教員]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D2ni:[日本髪一般]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhao:[羽織]
Vhan:[半襟]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Wzo:[草履;草鞋]
Wkas:[傘]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vwa:[男性和装外套]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
Wka:[鞄]
時代区分・年代 19世紀後半;1889(明治22)年
国名 日本
特定地域 栃木;宇都宮駅
キーワード 女教師;下げ巻風;竪縞のきもの;味噌漉縞(みそこしじま)のきもの;ぞうり;洋傘;蝙蝠傘;こうもり傘;中山高帽
男女別 女性
体の部分 全身;群像