近代日本の身装文化(身装画像)
説明 日本画の老大家の祝宴に呼ばれた芸者のひとりは、画家の令嬢とある陸軍中尉とのあいだで三角関係になっていた。芸者とのあいだを疑われた中尉が、決してそんな関係ではないと令嬢に言い切るのを、つい立ち聞きしてしまった芸者は、がっくりして畳に手をついているのが第9回。宴会のことで、芸者は黒紋付き裾模様の出の衣裳。髪はふつうの高島田より髷の低い芸者島田。やや分かりにくいが右袖口を咬んでいるらしく、これは女の悔しさや怒りのきまった表現。第10回はその芸者がいよいよ自分が捨てられたと分かって、今度は畳に突っ伏して泣いているのを、事情を察した画家の弟子のひとりが慰めている。宴会がすでに終わり近づき、芸者も縞のきものに着替えている。(大丸 弘)
ID No. HC21-002
出典資料 都新聞
発行年月日 1921(大正10)年12月18日号 9面
画家・撮影者 石井滴水(1882-1945)
小説のタイトル 梅咲く頃(9)
作者 素浪人
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
D2sim:[島田;高島田]
D801:[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
時代区分・年代 20世紀前半;1921(大正10)年
国名 日本
キーワード 芸者島田;袖の扱い;袖を噛む
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A21-090, HC21-002