近代日本の身装文化(身装画像)
説明 男爵令嬢の結っている大きな束髪を九重巻と言っている。一口に束髪というがその上に載せる、あるいは後ろに下げる髷の処理の仕方にはヴァラエティがあって、いろいろな名前が残っているが、具体的にはほとんどわからない。令嬢の年頃は十六,七、「ユーゼーシオル、御召コート、手袋の飾りにさえ真珠が光る」という贅沢な身なり。「ユーゼー(UZ?)ショール」は商品名か。このころの吾妻コートは最初のうちの毛織物の防寒衣料から、御召や薄物までを用いたおしゃれ着になっている。紙屑買い、つまり屑屋の被っている「釜型帽」は、夏に主に子どもが日除けに被るいちばん安価な被りもので、ふつうは「お釜帽」と呼んだ。(大丸 弘)
ID No. HC12-004
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1912(明治45)年3月20日号 7面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 脱線(36)
作者 江見水蔭(怒濤庵)(1869-1934)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vko:[コート(女性和装外套)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D1hi:[ひげ]
Vhat:[半天;どてら]
時代区分・年代 20世紀前半;1912(明治45)年
国名 日本
キーワード 御召コート;屑屋;御釜帽子;お釜帽子;無精髭;格子のきもの;屑入れ籠
男女別 男性;女性
体の部分 上半身