近代日本の身装文化(身装画像)
説明 本編のヒロイン。年齢は十八,九、その人品から上流家庭の令嬢とわかる。「英吉利巻の束髪に、白薔薇の簪(……)薄紫に黄菊白菊を織り出した襦袢の襟に映りの好いお召しの袷、縞柄もじみなこしらえ(……)」との説明。母親の病態が急変した国府津の別荘に、「不断のまんまで」駆けつける縞のお召しがその第2回。別荘に着いてからの第5回でそれをふだん着に着替え、第8回,第17回,第21回,第24回では、絣風の柄に変わっている。しかし髪型は同じイギリス巻らしく、頭頂のさざえ型の髷の根の、小さなリボンも同じ。この時期のイギリス巻は明治10年代〈束髪勧めの会〉のそれとはずいぶんちがうから、新イギリス巻とでもいうべきかもしれない。第2回で令嬢と額を突き合わせているのは年齢四十七,八という切髪の女性。大きな総角(アゲマキ)と変わった小襟のある小紋柄らしい被布を着ている。(大丸 弘)
ID No. HC08-002
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1908(明治41)年12月7日号 7面
小説のタイトル ねくたれ髪(5)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Qkas:[絣]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Eho:[保存・収納・管理の技術・用具・設備;たたみ方;ハンガー]
時代区分・年代 20世紀初め;1908(明治41)年
国名 日本
キーワード 白飛白のきもの;お太鼓結び;きものを畳む;襖(ふすま)
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A08-044, A08-046, A08-048, A08-049, HC08-002, HC08-004, HC08-005