近代日本の身装文化(身装画像)
説明 中学を卒業後上級学校を目指して上京、父親の知人の教育家の門を叩いて書生として住み込む。この時代では決まったコースのひとつ。この青年は夏の白絣の単衣に角帯を神田結び風に結んで、紺足袋に薩摩下駄、手に帽子と蝙蝠傘、それと見えないが書物や身の回りのものなどを入れた鞄、といういでたち。衣類の入った柳行李、大きな布団包みのためには駅からもう一台の車を必要としたにちがいないが、この時代、下宿から下宿へ移る学生の引っ越しといえば、自分の乗るのを入れて人力車二台、というのがふつうだったようだ。青年が夏姿なのは高専大学の入学期が9月だったため。「まだ諸学校の始まるまでにはだいぶ間もある」とこの家の主人が言っているので、7月か8月の初めだろう。高専大学入学が師範学校に同調して4月に変わったのは、1921(大正10)年のこと。(大丸 弘)
ID No. HC04-024
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1904(明治37)年7月10日号 4面
小説のタイトル 競争者(2)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ga:[学生・生徒(男子中学生以上)]
Qkas:[絣]
Vob:[帯]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Vta:[足袋]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Wkas:[傘]
Wfu:[風呂敷(包み);布包み]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 夏姿;白飛白のきもの;角帯;神田結び風;紺足袋;薩摩下駄;麦藁帽子;洋傘;蝙蝠傘;こうもり傘;後ろ姿;背面;側面;引っ越しの荷物;布団包み
男女別 男性
体の部分 全身