近代日本の身装文化(身装画像)
説明 背負い小間物屋(ショイコマモノヤ)をしている独り者の部屋。吉原を得意場にしていてけっこういい商売にはなっているようだが、背負い小間物屋の稼ぎで女房もいなければ、よくて六畳一間の台所付き、という長屋住まいがふつうだろう。夜具布団と何枚かの着替えの入った行李は座敷の反対側の隅、机や本棚の要るような人間ではなく、おそらく画面の右が流しになっていて、竈(カマド)や水甕、米櫃、それに小さな蠅帳(ハエチョウ)の戸棚くらいはあるかもしれない。手近なところに火鉢と七輪と渋団扇、それに鍋ひとつが固めて置いてある。商売に出たときと変わりない紺絣のきもののままで家でも過ごし、夏の単衣物に冬の綿入、袷の着替えを入れて二,三枚ずつ、それに帯と下着といったところが持ち物のほとんどだろう。それでも商売柄、角帯を締めて、男結びに結んでいる。(大丸 弘)
ID No. HC03-029
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1903(明治36)年9月17日号 4面
画家・撮影者 稲野年恒(可雅賎人)(1858-1907)
小説のタイトル 金剛盤(29)
作者 村上浪六(1865-1944)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
Qkas:[絣]
Vob:[帯]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
キーワード 独身者の部屋;飛白のきもの;角帯;男結び;素足;後ろ姿;背面;火鉢;七輪;鍋;うちわ;箒(ほうき);はたき;障子
男女別 男性
体の部分 全身;坐臥