近代日本の身装文化(身装画像)
説明 酒屋の跡取り息子の身分でありながら酒が嫌い、宴席が苦手という若者。まじめな読書人だが親の酒毒のせいでか目を患っている。伜を呼んでこいと機嫌を悪くしている主人の頼みで部屋を訪れた幼なじみの娘。娘の髪は高島田、髱(タボ=後ろ髪)挿しの玉簪がひとつ、帯を大きく膨らまして結んでいる。息子が黒紋附の羽織を着ているのは、一応宴席に顔を出す心づもりのためか。六畳の部屋にあるのは、見える範囲では押入を利用しているらしい書架と、平机と、手あぶり火鉢、それに台付きランプだけという簡素さ。このランプは上等な品だが、下の台がもう少し平べったいと、牛の糞、などと言った。(大丸 弘)
ID No. HC03-019
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1903(明治36)年11月30日号 7面
小説のタイトル たま箒(はばき)(3)
作者 三品藺渓(1857-1937)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
Vhao:[羽織]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2sim:[島田;高島田]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Vhan:[半襟]
H000:[照明;照明具(一般)]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
キーワード 黒紋付き羽織;肘(ひじ)を突く;高島田;玉簪;お太鼓結び;座布団;机;本棚;火鉢;火箸;座敷ランプ;襖(ふすま)
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥