近代日本の身装文化(身装画像)
説明 芸者をひかして世間には内緒で囲いものにしている男。恩人が何者かに殺され、そのことから自分の行状も明るみに出てしまうのではないかと不安。からだを少し捻って向き合っている女は、派手な柄の浴衣に引っかけ結びの帯。最初の回に、訪れた知人を待ち人と思い、「しゃら解けの帯ひっ抱えて駆け出せば、愛らしい三毛の小猫が裾にじゃれつく姿を見ても女の素性は大抵分かる」とある。髪は銀杏返し。二人のあいだに大きな台付きの座敷ランプが置かれている。この時代はすでに電灯がかなり普及していたが、電灯の光向きの化粧に慣れないとくに色町の女は、電灯の明るさを嫌ったらしい。(大丸 弘)
ID No. HC03-001
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1903(明治36)年8月4日号 4面
小説のタイトル うつ蝉(4)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
D2ic:[銀杏返し]
Vhao:[羽織]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
H000:[照明;照明具(一般)]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
キーワード 引っ掛け結び;ひっかけ結び;黒紋付き羽織;長火鉢;薬缶(やかん);お盆;ビール瓶;コップ;徳利(とっくり);座敷ランプ;炭入れ
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥