| 説明 | 物語の主流とは無関係な挿話的人物。「二十歳あまりの大兵肥満な恰幅。束髪(イギリスマキ)に海老茶袴、被布は紫、プラシテンは金茶という扮装(イデタチ)」。これがコップを片手に悠然とビールを汲みいる女学生とあって、この時代の「女学生」についての偏見を示す一例。「柏原流の女大学を卑屈無気力とし、二言目には女権拡張を吹き建てる」という理屈っぽく可愛げのない女、というイメージと、貞操観稀薄な、素行の悪い娘というイメージだ。そしてまた一方で、女学校高学年の娘が縁談やラブロマンスのヒロインとされ、そのためにはここにあるような二十歳あまりという年齢設定が必要になる。しかし実際は、この時代の女学校は小学校を満十二歳で卒業してからの四年間、ないし五年間で、十七歳で卒業してしまう。むかしの人は早熟だから、という理由だけで納得するのはむずかしい。束髪にイギリス巻とルビが振ってあるのは、二,三本に編み下げの長い毛を引き上げて、頭頂でぐるぐる巻く縦型束髪が、束髪の代表だったため。(大丸 弘) |
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| ID No. | HC02-029 |
| 出典資料 | 東京朝日新聞 |
| 発行年月日 | 1902(明治35)年12月30日号 7面 |
| 画家・撮影者 | 右田年英(梧斎年英)(1863-1925) |
| 小説のタイトル | 冬至梅(とうじばい)(22) |
| 作者 | 三品藺渓(1857-1937) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | D7jog:[女学生] D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。] Vhi:[被布] Vhaf:[袴(女性)] D017:[男の老人] H000:[照明;照明具(一般)] H6:[和座敷一般] |
| 時代区分・年代 | 20世紀初め;1902(明治35)年 |
| 国名 | 日本 |
| キーワード | 女学生のイメージ;リボン;組紐飾り;頭を掻く;ランプ;障子;廊下 |
| 男女別 | 男性;女性 |
| 体の部分 | 全身;坐臥 |
| 関連情報 | HC02-028, HC02-029 |