近代日本の身装文化(身装画像)
説明 ごく一般的なこの時代の旅装。前の時代の旅装束とちがうのは、男の被っている鳥打帽と、女の持っている黒い蝙蝠傘くらい。男は「廻し合羽に脚半草鞋、旅支度身軽に装い居る」とあり、よく一口に脚絆甲掛草鞋ばき、といったが、時代が昭和となるころでも、学生や若者の山登りなどでは、股引かズボンに、脚半、紺足袋、草鞋がけというスタイルがようみられている。さすがに廻し合羽はこの時代でもいささか古風。女の方は裾をまくり上げて白い湯文字を見せているだけ、白足袋に草履ばきで、女性の旅装束というものがないに等しかったこの時代でもやや不用意。場面の男女の心構えの差がわかる。(大丸 弘)
ID No. HC02-026
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1902(明治35)年10月2日号 7面
小説のタイトル 鬼薊(おにあざみ)(46)
作者 三品藺渓(1857-1937)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D5ry:[旅装;旅姿;旅装束]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vwa:[男性和装外套]
Wkya:[脚絆;脛覆い]
Wzo:[草履;草鞋]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Wkas:[傘]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
国名 日本
キーワード 鳥打帽子;鳥打ち帽子;引廻し合羽;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];紺足袋;わらじ;湯文字(ゆもじ);裾まくり;白足袋;ぞうり;洋傘;蝙蝠傘;こうもり傘
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥