近代日本の身装文化(身装画像)
説明 洲崎の貸座敷の見世格子の前で、店の若い者、いわゆる牛太郎(ギュウタロウ)と揉めている狂人の女。洲崎の遊廓は1886(明治19)年に、それまでの根津遊廓がそっくり深川のこの地に移転したもの。規模はやや小さいが、明治・大正期を通じて吉原に劣らないくらいの繁昌だった。娼家は表向きは貸座敷と呼ばれ、花魁(オイラン)が着飾って格子のうちに並んでいるなど、商売の仕方はほぼ吉原に準じていた。女はその花魁の中の一人を売ってくれと叫んで、呆れた牛太郎に乱暴されている。女の髪は銀杏返し、帯は引っかけ結びで、緩みやすいがいちばんかんたんな結び様。(大丸 弘)
ID No. HC01-001
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1901(明治34)年4月16日号 4面
小説のタイトル 遺物の軸(かたみのじく)(26)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G02:[開口部も含めた外壁面]
G016:[妓楼(窓・格子のみも含む)]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Wzo:[草履;草鞋]
D2ic:[銀杏返し]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
時代区分・年代 20世紀初め;1901(明治34)年
国名 日本
キーワード 遊郭;見世格子;妓夫太郎(ぎゅうたろう);牛太郎;竪縞のきもの;ぞうり;引っ掛け結び;ひっかけ結び
男女別 男性;女性
体の部分 全身