近代日本の身装文化(身装画像)
説明 妻の過去を知ったとき、夫は最初の妻の不貞につづく二度目の妻の裏切りを許せず、家を捨て、日本を捨てて外国へ旅立つことを告げる。第127回はその言い渡しの場面。ここでは相当の地位の家庭の、やや堅苦しい夫と丸髷の妻の対座。第128回は夫に去られた主人公が、贖罪の意味もふくめて、赤十字の篤志看護婦として台湾に渡るその船出のシーン。看護婦としての制服での勤務中はもちろん束髪だが、第136回は大団円に近い頃の主人公と夫。夫は海外で熱病に冒され瀕死の状態であったのを、主人公の手厚い看護で一命をとりとめる。帰国の甲板上で、夫の許しに涙を流すヒロイン。手を握りあっているのは、人目はどうなのか、この時代としてはかなり大胆なしぐさだが、一年余の外国生活で受けた影響か。(大丸 弘)
ID No. HC00-018
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1900(明治33)年5月10日号 9面
画家・撮影者 阪田耕雪(坂田耕雪)(1871-1935)
小説のタイトル 己が罪(後編)(127)
作者 菊池幽芳(あきしく)(1870-1947)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D016:[中年~初老の男性]
D1hi:[ひげ]
Vhao:[羽織]
D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2ma:[丸髷]
Vhan:[半襟]
時代区分・年代 19世紀終わり;1900(明治33)年
国名 日本
キーワード 八字髭;黒紋付き羽織;白紋付き羽織;脇息(きょうそく);座布団
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 D12-002, HC00-018, HC00-019