近代日本の身装文化(身装画像)
説明 急死した実父の墓参から帰って着替えている主人公に、夫が話があるからと伝えてきた。奥様のお召替えの手伝いは女中の大事な仕事のひとつ。奥様は脱いだものを衣桁に掛ける。女中はそれを丁寧に畳むが、衣紋掛けに吊ってしばらく風を通すこともあるし、襟の汚れなどを拭き取ることもある。この絵では奥様はすでに家着に着替えているが、女中が後からきものを着せかけて襟などを直すこともある。とくに襦袢や長襦袢を替えるときなどには、着るものを着せかけた下から、脱ぐものをスルリと落とすことに女性はみな巧みだった。だから人の目の前で肌襦袢から腰巻まで取り替えても、からだの一部でも見せることはなかった。(大丸 弘)
ID No. HC00-017
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1900(明治33)年5月9日号 8面
画家・撮影者 阪田耕雪(坂田耕雪)(1871-1935)
小説のタイトル 己が罪(後編)(126)
作者 菊池幽芳(あきしく)(1870-1947)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ma:[丸髷]
D4ge:[下女;下男;召使い]
Vka:[掛襟]
Eho:[保存・収納・管理の技術・用具・設備;たたみ方;ハンガー]
時代区分・年代 19世紀終わり;1900(明治33)年
国名 日本
キーワード 女中;黒襟;着替え;衣裄(いこう);襖(ふすま)
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥