近代日本の身装文化(身装画像)
説明 大阪の八軒屋、淀川汽船の発着場あたりの賑わい。ただし乗船を目的らしい人はあまり見えず、多くは小商人や荷物運びの人足風の連中。目につくことの第一は、各種の笠を被っている人間が多く、それに対し帽子が見られないこと。笠を被らない人間は手拭いの頬被りか、目的は少しちがうだろうが鉢巻きをしている。この時代、帽子と、従来の被り笠との間には、階級差のようなものが意識されてはいなかったろうか。半天らしいものが車夫以外には一人だけなのは、季節のせいだろう。きものはすべて股までの丈で、いわゆる短着の人々の世界。下は股引か膝上までの半股引。(大丸 弘)
ID No. H01-072
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1890(明治23)年6月27日号 3面
小説のタイトル 檻獄土産十種の内 千草結馬場朝露(ちくさむすびばばのあさつゆ)(9):小蒸気船
作者 宇田川文海(半痴居士)(1848-1930)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Jsi:[街・集落の景況;行き来の人の姿]
G790:[人力車]
D4ji:[人力車夫]
Wkab:[笠]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Whac:[鉢巻;ヘッドバンド]
Vhat:[半天;どてら]
Vmom:[股引]
時代区分・年代 19世紀後半;1890(明治23)年
国名 日本
特定地域 大阪;八軒屋
キーワード 群衆;頬被り;頬かぶり;ねじり鉢巻き;半纏;腹掛け;籠;天秤棒;天秤担ぎ
男女別 男性;女性
体の部分 全身;群像