近代日本の身装文化(身装画像)
説明 大阪でも十本の指に入るかという木綿問屋の十二帖の奥座敷、上座に座っているのは似たような身代の同業者。この客は天保生まれの初老の人間だが、なにかにつけて開化好き。それに対してこの家の主人は、明治も二十年を過ぎたいまになっても、頭に小さな丁髷を戴いている。このとき茶を捧げ持ってきた下女は、お家さんから直伝の小笠原流云々とあって、保守的で昔風を慕う、というよりも、決まりごとは忠実に守る、という頑なさであるらしい。下女の「後帯(ウシロオビ)の嶋田髷掛下(カケオロ)し」という髪型も、おそらくこの家で長年守られてきた、下女の装束の決まりなのだろう。(大丸 弘)
ID No. H01-067
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1890(明治23)年10月9日号 3面
画家・撮影者 歌川国峰(1861-1944)
小説のタイトル 天保商人(8)
作者 木内伊之助(愛渓逸史)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H6:[和座敷一般]
D2ch:[丁髷]
Vhao:[羽織]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Wka:[鞄]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
D4ge:[下女;下男;召使い]
D2sim:[島田;高島田]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Vta:[足袋]
時代区分・年代 19世紀後半;1890(明治23)年
国名 日本
特定地域 大阪
キーワード 羽織紐;竪縞のきもの;前垂れ;茶碗;茶卓;座布団;煙草盆;地袋;障子;襖(ふすま)
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥