近代日本の身装文化(身装画像)
説明 この日の本文とは関係のない挿絵で、人力車夫に注意を与えている紳士。下に着るきものの裾が隠れるほどの長い二重外套を着、一方の羽根=上袖を裏返しているのだが、描きようが悪いため奇妙に見える。下駄を穿いていることはけっしてカジュアルではなく、太い鼻緒の、畳表の付いたノメリの下駄は堂島という名をもち、立派な紳士の道具。また下着のメリヤスシャツの袖口が覗いているのを、この時代の人はそれほど気にしなかったようだ。車夫はおきまりの半天ではなく、胸紐の付いた濃紺の筒袖のきものに半股引、半股引の腰に三尺を巻き、客の膝に掛けるケットを肩に引っかけている。ケットは客待ちのときには車夫がくるまっていたりするので、気持ち悪がる女客もいた。(大丸 弘)
ID No. H01-062
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1890(明治23)年1月24日号 3面
画家・撮影者 歌川国峰(1861-1944)
小説のタイトル 因果の種(15)
作者 茗渓隠士
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D1hi:[ひげ]
Vwa:[男性和装外套]
Vta:[足袋]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wka:[鞄]
D4ji:[人力車夫]
Vob:[帯]
Vmom:[股引]
Wzo:[草履;草鞋]
G790:[人力車]
時代区分・年代 19世紀後半;1890(明治23)年
国名 日本
キーワード 山高帽子;八字髭;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];シャツの袖;毛皮付き襟;のめり下駄;堂島下駄;革かばん;筒袖のきもの;胸紐;三尺帯;半股引;ぞうり;素足;ブランケット;ケット;膝掛け
男女別 男性
体の部分 全身