近代日本の身装文化(身装画像)
説明 大家のお嬢様が、店の若い者の口車に乗って連れ出され、見もしらぬ秋の夜道を男に手をひかれての道行となる。家を忍び出てしばらくしてから二人乗りの人力車に乗り、辿り着いたのは東京の外れ大森在、この時代は片田舎、第10回ではその怪しげなあばらやの前で、男の口調ががらりと変わって、「だれの家でもないわっちの家さ」と、怖い目つきになった、という筋書。手に手をとっての道行というと、ふつうは女が手拭いを吹き流しに被って端をくわえたりするものだが、二人とも裸足とはあまりに不用意。男は尻端折り、女は裾の大きい襲(カサネ)のきものの褄を、ぐいと引き上げている。この娘はもう肩揚げのない年のようだが、帯の大きさといい、ずいぶん小柄であるらしく、男女共きものが歩いているように寸詰まりだが、きものに慣れた目にはそうも見えないのだろう。(大丸 弘)
ID No. H01-052
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1890(明治23)年12月2日号 3面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 網代木(9)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
時代区分・年代 19世紀後半;1890(明治23)年
国名 日本
キーワード 竪縞のきもの;尻端折り;後ろ姿;背面;お太鼓結び;二枚襲;褄取り;素足
男女別 男性;女性
体の部分 全身
関連情報 H01-051, H01-052