近代日本の身装文化(身装画像)
説明 出入りの髪結に丸髷を結わせている女。女は後添えでまだ若く、それで文中の「早く丸髷の似合うように年をとりたいと思うわ」というような台詞が出る。丸髷は明治・大正期には既婚女性の結う髪として固定し、大人の色気のある髪とされたが、なかには似合わない人もあって、そういう人は銀杏返しか、束髪にした。しかし島田となるとこれはお嬢さんの髪だったから、ごく若い奥さんのなかに少数、それも結婚してわずかの期間だけ、夫かお姑さんの特別な好みで結う人があるくらいだった。ここで髪結が心のなかで、この奥さんは唐人髷の方が似合いそう、と考えているというのは、よほど娘娘した女性なのだろう。唐人髷や桃割れは、島田よりもうすこし若い年頃に結う髪。(大丸 弘)
ID No. G01-004
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1891(明治24)年3月14日号 3面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 月黄昏(たそがれ)(10)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D1kep:[結髪;散髪;美容師;店舗・設備の一部(理容店・美容店の)]
Vka:[掛襟]
Vtas:[襷]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
D1kes:[化粧;表情;容貌]
時代区分・年代 19世紀終わり;1891(明治24)年
国名 日本
キーワード 髪結い;黒襟;格子のきもの;前垂れ;鏡台
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥