近代日本の身装文化(身装画像)
説明 ヒロインは典型的な1920年代のギャルソンヌ・スタイル。断髪自体がそうだが、ボーイッシュなスタイルは、よほど綺麗な顔立ちと、少女っぽい、スマートな身体の持ち主でないと栄えがない。その点、挿絵はどんな女性のイメージも、ペンの先から創造できるのが強み。女性の被っているのはお釜帽などといわれたクローシュ。眉毛が隠れるくらい深く被るので、表情がはっきりしなくなる。陰のある目だけが目立って、動物的とも、無機的とも言える印象を生む。彼女の着ているのは、ウエストは絞っているがワンピースらしい。“one-piece frock”という言葉は、欧米でもこのころに使われはじめている。単純で、活動的で、それでいてじゅうぶんグラマラスにもなる。この単純さが、日本ではまもなくアッパッパにたどりついた。帽子のリボンと、ハンカチーフスリーブ風の袖口以外、これという装飾はなくても、セックスアピールのパンチ力は大きいスタイル。(大丸 弘)
ID No. E24-020
出典資料 読売新聞
発行年月日 1926(大正15)年9月2日号 4面
画家・撮影者 須藤しげる(須藤重)(1898-1946)
小説のタイトル 聖火(17):家出(10)
作者 岡田三郎(1890-1954)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Eso:[袖;袖つけ;袖くくり;袖のかたち]
D6mo:[モダン;モダンガール]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
時代区分・年代 20世紀前半;1926(大正15)年
国名 日本
キーワード ギャルソンヌスタイル;クロッシュ;クロッシェ;クローシュ;クローシェ;ワンピース;ハンカチーフスリーブ
男女別 女性
体の部分 全身;上半身;坐臥
関連情報 B03-069, E24-020