近代日本の身装文化(身装画像)
説明 耳隠しに結った若い奥さんが、羽織の袂を翻して自転車のペダルを必死に踏んでいる。追っているのは自動車だから、ふつうの婦人サイクリストの場面ではない。その自転車も無断借用のもの。たぶん配達用の頑丈そうなつくりで、婦人用ではないから、太股の間を太い鉄パイプが通ることになる。女性が下穿きをはくようになったいちばん大きなきっかけは、関東大震災での教訓だろう。しかし、女学校出の女性が増えるに従い、学校での体操の時間やスポーツの経験が、下穿き着用に慣れさせたと考えられる。とりわけアイススケートがそうだったという。自転車の利用も、学校での経験ではないがそのひとつか。(大丸 弘)
ID No. E23-005
出典資料 読売新聞
発行年月日 1925(大正14)年2月18日号 4面
画家・撮影者 清水三重三(佐藤三重三)(1893-1962)
小説のタイトル 月のゆくへ(60):流血(3)
作者 上司小剣(1874-1947)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2mi:[耳隠し]
Vhao:[羽織]
Vfu:[振袖;袂]
G78:[自転車]
時代区分・年代 20世紀前半;1925(大正14)年
国名 日本
キーワード 下穿き
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥