近代日本の身装文化(身装画像)
説明 結婚して間のない二十歳を少し過ぎた女性。「新様式の紫陽花の裾模様のある絽錦紗の羅(ウスモノ)に更紗形の絽の丸帯をしめているので、その整ったハイカラな夏姿がいつもより立ち勝った初々しい美しさを見せている」というすがた。裾模様の紫陽花などは古い友禅柄の範疇にはないだろうし、絽の帯の柄もクレーの作品にでもありそうで、整ったハイカラな、という説明は納得できる。それに加えて幡恒春の描いたきものが、抽象的な線で纏められていることも、すっきりしたモダンさを感じさせる理由になっている。高く結んだ帯の帯締めがかなり極端に斜めになっている。これは芸者などの締め方だと言って、眉をひそめる人もあったろう。(大丸 弘)
ID No. E20-001
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1922(大正11)年8月21日号 4面
画家・撮影者 幡恒春(1883-1944)
小説のタイトル 永遠の謎(59)(7(5))
作者 長田幹彦(1887-1964)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2mi:[耳隠し]
Vob:[帯]
時代区分・年代 20世紀前半;1922(大正11)年
国名 日本
キーワード 絽の裾模様のきもの;丸帯;帯締め;帯の高さ
男女別 女性
体の部分 全身