近代日本の身装文化(身装画像)
説明 悪人の追求から身を隠している母と娘。その匿ってくれている恩人の男に、娘を妻に迎えては貰えないかと、申し入れている母親。娘の気持ちはもうじゅうぶん確かめているのだろう。唐人髷に結っている娘は母のうしろですこし身を捩って畳に手をつき、顔を伏せて袂をなぶっている。母親は前髪の全くない老人風の小さな島田。いつものことながらこの時代の物語では、娘と較べて親が不自然に年をとりすぎている。母親が片手をひざに置き、片手を畳に突いているのは、辞を低うしてなにかを頼んでいるのではなく、相手の身上、また気持について尋ねてみる、という心持ちであるためだろう。(大丸 弘)
ID No. E17-041
出典資料 名古屋新聞
発行年月日 1912(大正元)年9月6日号 7面
画家・撮影者 小寺柳村(生没年不詳)
小説のタイトル 白髪鬼(はくはつき)(85)
作者 山田旭南(1877-1949)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ni:[日本髪一般]
D2sim:[島田;高島田]
Vhao:[羽織]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Vfu:[振袖;袂]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 20世紀前半;1912(大正元)年
国名 日本
キーワード 母と娘;唐人髷;しぐさ;お太鼓結び;火鉢
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥