近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京・上野の精養軒で開かれたある男爵主催の園遊会。その余興のひとつがある女性による――中節。「半分聞いて芸者逃げ、と狂句にもある難物(……)二十九を九年跡に通り越した薹(トウ)の立った令嬢(左)、縮れ毛を夜会に結い、細長い顔に大きな口、意地の悪そうな目、眉毛が薄いので、引き眉毛をしている(……)」。縮れ毛、大きな口、薄い眉毛――これはみなこの時代には嫌われたもの。しかし挿絵ではまったくそうでないように描いている。夜会は鬢(ビン=横髪)の張らない縦型束髪の中では最後に現れたスタイルで、この時代、とりわけこの年の小説作品に頻繁に現れる。しかしかならずしも美人とか、好意を持たれるタイプの女性ではないことが多い。(大丸 弘)
ID No. D12-131
出典資料 やまと新聞
発行年月日 1900(明治33)年10月24日号 1面
小説のタイトル 小春日和(1)
作者 榎本破笠(1866-1916)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D7re:[令嬢モデル]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D2ya:[夜会巻]
時代区分・年代 19世紀終わり;1900(明治33)年
国名 日本
特定地域 東京;上野
キーワード 紋付きのきもの;襦袢の襟
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身;坐臥;群像
関連情報 D12-131, D12-132