| 説明 | 水ぬるむ頃の大阪梅屋敷辺を散策する男女。二人はこの4月には結婚することが決まっている間柄。梅屋敷という場所は数多くあり、大阪にも上九あたりと箕面にあったらしいが、背景の茅葺きの門から見てこれは箕面の方かもしれない。男の方の年は二十四,五、「背広服の上に満套(マントウ)着て、靴はきれいに磨かれたれど、ひび割れし処のあるを見ても手の届かぬ恨みのある月給取り」とある大蔵省の判任官。判任官は明治の官僚制度では勅任官奏任官の下で、高等官というのは上の二階級を指す。官立中学を卒業すると無試験で判任官になれる時期もあった。着ている満套というのはあまり見かけない当て字で、要するに二重外套。寒いと見えて首巻をし、ステッキを持っているのはいいとして、学生帽風の帽子を被っているのは現代から見ると違和感がある。このかたちの帽子は軍人や鉄道員など下級官吏には広く用いられていた。(大丸 弘) |
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| ID No. | D12-040 |
| 出典資料 | 大阪朝日新聞 |
| 発行年月日 | 1900(明治33)年1月3日号 4面 |
| 画家・撮影者 | 二代目歌川貞広(三谷貞広)(1838-1908) |
| 小説のタイトル | 嗚呼黄金(2) |
| 作者 | 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)] Wbo:[かぶり物一般;帽子] Pma:[マント] Vwa:[男性和装外套] Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)] Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き] Wtu:[杖;ステッキ;松葉杖] D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。] D2sim:[島田;高島田] Vhao:[羽織] Wge:[下駄;クロッグ] |
| 時代区分・年代 | 19世紀終わり;1900(明治33)年 |
| 国名 | 日本 |
| 特定地域 | 大阪 |
| キーワード | 軍人帽子風の帽子;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];首巻;ズボン;竪縞のきもの;小町下駄 |
| 男女別 | 男性;女性 |
| 体の部分 | 全身 |