近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京の芝、虎ノ門に近い辺りを行く炭団(タドン)売りの親子。炭団は木炭の粉に布海苔などの粘着料を加えて団子状にしたもの。火力は弱いが行火などには向いていた。炭の粉は大きな炭屋だとタダ同然でくれた。炭団売り、蜆(シジミ)売り、鰌(ドジョウ)売りなどというのは元手要らずに、子どもでもできる商売だった。「親子いずれも肌薄の拵えにて、古布子の裾を端折り、脚半草鞋に踏み〆むる、朝な朝なの霜柱」という哀れさ。娘の方は十二,三といえば、貧乏人の家ではまず例外なく、子守にやるか、手内職の手伝いをさせても、けっこう役に立つ年頃、母親もまだ三十そこそこだろう。もうすこし身に合った収入の方法が見つけられそうなもの。ねんねこ半纏にくるまっている赤ん坊は正チャン帽のような帽子を被っている。少女の髪は「母の手ずさみと覚しき蝶々髷」。(大丸 弘)
ID No. D12-020
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1900(明治33)年3月3日号 7面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 舞扇(1)
作者 山本笑月(山本松之助)(1873-1936)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
D2ni:[日本髪一般]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Vhat:[半天;どてら]
Vka:[掛襟]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Wkya:[脚絆;脛覆い]
Wzo:[草履;草鞋]
D000:[乳児;赤ん坊]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
時代区分・年代 19世紀終わり;1900(明治33)年
国名 日本
特定地域 東京;虎の門
キーワード 炭団売り(たどんうり);蝶々髷;姉さん被り;姉さんかぶり;姐さん被り;姐さんかぶり;竪縞のきもの;ねんねこ半纏;黒の掛け襟;わらじ;正ちゃん帽;リヤカー
男女別 女性;女児
体の部分 全身