近代日本の身装文化(身装画像)
説明 窃盗、万引、詐欺の前科数知れずという、まだ二十歳前の娘。先月、巣鴨の拘置所から出所したばかりで、いまも当局の監視中という。「日向では消えそうな華奢姿、島田が黒いばかり透き通るような雪の肌」という美人。屑屋の物置のような二階の格子から、通りの様子を眺めている。着ているものは長襦袢のような柄とやわらかさが表わされ、細帯だからたぶん長襦袢なのだろう。とすると、ここで一夜を明かしたあとで、かたわらになにか括ったものがあるから、着たきり雀のきものなどはその中か。(大丸 弘)
ID No. D11-115
出典資料 読売新聞
発行年月日 1899(明治32)年7月29日号 3面
小説のタイトル 黒百合(31)
作者 泉鏡花(1873-1939)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2sim:[島田;高島田]
Vna:[長襦袢;襦袢]
Vob:[帯]
D805:[やすらぎ・くつろぎの表現;不作法な姿 ex.座る,あぐら,横たわる,喫煙,こたつにあたる]
時代区分・年代 19世紀終わり;1899(明治32)年
国名 日本
キーワード 細帯
男女別 女性
体の部分 全身;横臥