近代日本の身装文化(身装画像)
説明 第6回は、年末の二十六日、歳暮と引越祝いとを兼ねて友人のもとを訪れた主人公。玄関の三和土(タタキ)に立って迎え出た女中に来意を告げている。第20回はそれから数日後の同一人。男は下に縞のきものを着、二重外套の丈は長く、まずもっとも長い方、といってよい。二重外套の名称はいろいろにいわれているが、デザインもさまざまだから、あまり決めつけるべきではない。第6回を見るとこの外套にはベルトがあって、ある時期、ベルトのついているタイプを独逸鳶(ドイツトンビ)と呼んでいる例もあるが、これもこだわらない方がいいだろう。この男はノメリの下駄を履いていて、畳付きのようだ。第5回では靴脱ぎに脱ぎ捨てられている下駄にも、丹念に畳表が描き込んである。明治時代は少し上等の下駄というと、だいたい表付きだったようだ。(大丸 弘)
ID No. D11-075
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1899(明治32)年9月23日号 5面
小説のタイトル 美人画(20)
作者 三宅青軒(緑旋風)(1864-1914)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vwa:[男性和装外套]
Wge:[下駄;クロッグ]
G790:[人力車]
時代区分・年代 19世紀終わり;1899(明治32)年
国名 日本
キーワード 山高帽子;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];毛皮襟付きの二重外套;ベルト付きの外套;のめり下駄;堂島下駄
男女別 男性
体の部分 全身
関連情報 D11-073, D11-075