近代日本の身装文化(身装画像)
説明 靴工である主人公は技術の研鑽を目的に渡米。西海岸のある都市で働いているとき、なにげなく買った富籤(トミクジ)で五千ドルの大金を得た。この時代の為替相場は一米ドルが約二円。住んでいる「下宿屋」の隣室に、小学校教師の職を求めてニューヨークからこの地に来ている女性がいて、やがて懇意な間柄となる。本文中で作者がアパートメントの住み方の紹介をしているのは、かなり早い例になるだろう。この時代の挿絵画家のほとんどは浮世絵系の日本画家で、西洋婦人というとある決まった描きようがあった。そのひとつは目を二重瞼に描くことだ。この鈴木華邨の描いた女性もごく小さい顔ながら、やはり例外ではない。そしてそれだけでなんとなく、日本の女の顔とはちがう印象を生むことに成功している。(大丸 弘)
ID No. D10-088
出典資料 報知新聞
発行年月日 1898(明治31)年9月23日号 1面
画家・撮影者 鈴木華邨(1860-1919)
小説のタイトル 捨子の出世(43)
作者 長野楽水(生没年不詳)[編];村井弦斎(1863-1927)[閲]
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H311:[私室;小部屋(寝具のないこと);ブドワール]
D7se:[西洋人モデル;混血児タイプ]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
時代区分・年代 19世紀終わり;1898(明治31)年
国名 日本;アメリカ合衆国
キーワード 西欧夫人;二重瞼;二重まぶた;女性洋装;提灯袖;背広;ズボン;椅子;洋書;額縁;ドア;ドアノブ
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥