近代日本の身装文化(身装画像)
説明 靴屋に奉公している十五の兄と、芸者屋に売られていまはまだ下地っ子のひとつちがいの妹。この部分は1876(明治9)年のことになっているが、風俗にそう大きなちがいはないだろう。ただし、靴の製造販売業の奉公人が、長い袂の、まるで呉服屋の小僧と変わりない恰好をしていたものだろうか。妹は少女風の桃割れに、思いきって大きな鹿の子を掛けている。十四,五の娘はたいていは貝の口に帯を結び、塗りのぽっくりを履いている。下地っ子はお座敷に出ないので、前垂れ掛けで台所の手伝い、掃除や走り使いにつかわれているが、一方で芸の方は厳しく仕込まれる。(大丸 弘)
ID No. D10-080
出典資料 報知新聞
発行年月日 1898(明治31)年8月21日号 1面
画家・撮影者 鈴木華邨(1860-1919)
小説のタイトル 捨子の出世(15)
作者 長野楽水(生没年不詳)[編];村井弦斎(1863-1927)[閲]
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
D2mo:[桃割れ]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vka:[掛襟]
Vfu:[振袖;袂]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wge:[下駄;クロッグ]
D013:[少年(ほぼ中学生の年頃(12~15,16歳))]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Wzo:[草履;草鞋]
時代区分・年代 19世紀後半;1876(明治9)年
国名 日本
キーワード 花簪;黒襟;貝の口結び;木履;ぽっくり下駄
男女別 男児;女児
体の部分 全身