近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉団子屋の店先で、母親からひどい折檻を受けている男の子を憐れんで、男の子の生い立ちなどを店の女房に尋ねている客。女房の歳はわからないが、丸髷の髷の大きさからみて四十は越していないだろう。話は1870(明治3)年,1871(明治4)年のことなので、女房が眉を剃っているのは当然。黒襟のかかった、裾の短い縞のきものをゆるく着て、前垂れ掛け、足駄ばきというのは、もっとも当たり前の小商人の女房の恰好。客は小紋のきものに縞の羽織を重ね、紺足袋に草履ばき。煙管を持ってものを言っているが、男は外出には必ずといっていいほど煙草入れを腰に提げ、短い刀豆(ナタマメ)煙管をとりだして一服つけたもの。(大丸 弘)
ID No. D10-076
出典資料 報知新聞
発行年月日 1898(明治31)年8月14日号 1面
画家・撮影者 鈴木華邨(1860-1919)
小説のタイトル 捨子の出世(9)
作者 長野楽水(生没年不詳)[編];村井弦斎(1863-1927)[閲]
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ma:[丸髷]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Vka:[掛襟]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Wge:[下駄;クロッグ]
Vhao:[羽織]
Vta:[足袋]
Wzo:[草履;草鞋]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 19世紀後半;1870(明治3)年;1871(明治4)年
国名 日本
キーワード 団子屋;眉落とし;黒襟;竪縞のきもの;前垂れ;裾みじか;素足;日和下駄;小紋のきもの;竪縞の羽織;紺足袋;ぞうり;煙管(きせる);団子;葭簀(よしず);立て簾(たてす)
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥