近代日本の身装文化(身装画像)
説明 たまたま娘義太夫の寄席で知り合った謎の娘と、その帰り道、藪蕎麦に立ち寄って、酌み交わしている。娘のかたわらにいるのは娘の使用人だが、二人の取り持ち役のような女。男は真面目な医学生。黒紋附の羽織に縞のきもの、女はイギリス巻の束髪で、この日は右前髪にリボンを飾っているが、造花を挿すことも当時の流行。袖口や袂で口もとをそっと押さえ気味にするのは若い女性によくある癖で、現代ではその袖や袂がないため、手のひらでまるでマスクのように口を覆ってしゃべる人がある。目病み男に風邪女、というように、女性が口を隠して、目だけにものを言わせようと努めることは、むかしもいまも変わらないらしい。(大丸 弘)
ID No. D10-038
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1898(明治31)年1月15日号 4面
画家・撮影者 稲野年恒(可雅賎人)(1858-1907)
タイトル
小説のタイトル 香散見草(13)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ga:[学生・生徒(男子中学生以上)]
Vhao:[羽織]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
H12:[大衆的飲食店;居酒屋;バー;カフェ]
時代区分・年代 19世紀終わり;1898(明治31)年
特定通称名
国名 日本
特定地域
キーワード 医学生;黒紋付き羽織;竪縞のきもの;イギリス巻;リボン;花簪;造花;黒襟;しぐさ;袖で口元を押さえる;蕎麦;火鉢;ランプ
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報
著作権情報
備考